7.液状化対策
A.P.+2m以深を対象に液状化対策を実施します。
毛細管現象により、地下水が地表近くの土壌に上昇することを防ぐため、砕石の層を設けます。
主な液状化対策工法
地震時に液状化する可能性がある地層(液状化層)が存在するため、東日本大震災や阪神淡路大震災などで実績のある液状化対策を実施します。
液状化層が厚い箇所
(1) 砂杭締固め工法(6街区、7街区)
地盤中に砂杭を造成(サンドコンパクションパイル)することにより周囲の地盤を締め固めて、液状化を防止します。
(2) 静的締固め固化改良工法(5街区)
不透水層を貫通する箇所は、不透水層の連続性を保持するためコンクリートによる固化杭を造成することにより、周囲の地盤を締め固めて液状化を防止します。
液状化層が薄い箇所
(3) 格子状固化工法(5街区、7街区)
液状化層が薄い箇所は、固化材を用いて地盤を格子状に固めて地盤の変形を抑え、液状化を防止します。