食肉が消費者の皆さまに届くまで

全国各地の畜産農家は安全でおいしい肉を作るため、品種改良を重ねながら牛肉や豚肉の生産に励んでいます。

各地からトラックで到着した生きた牛や豚、枝肉は卸売業者が受け取り、生きた牛や豚はけい留所に運ばれ、枝肉は冷蔵庫に保管されます。
出荷された牛や豚は、市場に設けられたと畜場で食肉処理され、枝肉になります。処理された枝肉は冷蔵庫で一昼夜保管された後に取引きされます。
※格付けとは、一頭ずつの品質を判断して等級分けをすることです。

食肉は、東京都中央卸売市場で唯一の食肉市場で取引されます。
せりの開始は午前8時30分頃。
せり値表示装置を用いた機械ぜりで、仲卸業者などの買い手は手元のボタンで値段を決め、買いたい品物をせり落とします。

仲卸売業者は、せりなどで買った食肉を市場内にある店に運び、枝肉のカット作業などを行って骨や脂身を取り除いて精肉にします。
精肉された商品は、まちの精肉店などに販売されます。

まちの精肉店などの買出人は、仲卸業者から買った品物をトラックに積んで、自分のお店に運び、お客さんに販売します。

店頭に並べられた精肉です。

お店によっては、調理して販売されることもあります。