市場での食の安全・安心対策
市場流通食品の安全・安心のために
市場内には、保健医療局市場衛生検査所が設置されており、卸売業者や仲卸業者に対する監視指導を毎日早朝から行って、食品衛生的な取り扱いの確認や、有害・不良な食品の排除に努めています。また、農薬・細菌などの抜き取り検査も随時行い、違反あるいは有害な食品が発見された場合には、「食品衛生法」に基づいた対応・処分を行うことで、市場流通食品の安全・安心を担保しています。
中央卸売市場では、市場流通食品の安全・安心を確保するために、以下のように取り組んでいます。
市場で働く一人ひとりが品質・衛生管理をしています
- 卸売業者・仲卸業者など市場で働く方々が、安全な食品を流通させるために、適正な施設管理や食品の衛生的な取扱いなどを行っています。
- 東京都は、卸売業者・仲卸業者による品質・衛生管理が着実に行われるよう「品質・衛生管理マニュアル」を活用したHACCPに沿った衛生管理の取組支援を実施しています。
「品質・衛生管理マニュアル(ガイドライン)」
記録帳票例
「市場で働く人のための品質・衛生ハンドブック」
「安全・品質管理者」を中心に食の安全・安心を守っています
- 各市場の卸売業者、仲卸業者及び東京都職員から、食品危害発生時の連絡調整役となる「安全・品質管理者」(SQM:セイフティ&クオリティ・マネージャー)を選任しています。
- 食品衛生法違反品や自主回収品など食の安全に係る情報を、SQMを通じて各市場に周知しています。
- SQM制度を活用して、市場で働く方々の衛生意識向上のための普及啓発活動にも取り組んでいます。
「食品危害対策マニュアル」で食品危害に備えています
- 東京都は食の安全・安心を脅かす事態に備え、「食品危害対策マニュアル」を作成しています。
- 「食品危害対策マニュアル」は、食の安全・安心を脅かす事態が発生した場合の対応指針です。また、危害発生を未然に防止するため、品質管理やSQMの活動を行っています。
食の安全・安心リンク
- 東京都市場衛生検査所のホームページ
- BSEに関するホームページ(東京都福祉保健局)
- 食品の表示
- 食品の表示制度(東京都福祉保健局)
- 食品表示とJAS規格(農林水産省消費安全局)
- トレーサビリティ関係
- 生食用カキノロウイルス検査結果
関連情報
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