葛西市場のご紹介
葛西市場とは
葛西市場全景
当市場は、江戸川区・葛飾区・墨田区及び江東区等の区部東部地域を主な供給対象地域にして、青果物及び花きを取扱う市場です。当該地域は東部流通業務団地(50ha)に位置し、周辺はトラックターミナル、倉庫団地等の流通業務施設に囲まれています。東京都の11中央卸売市場の中では、3番目に広い市場(東京ドームの1.6倍)です。
葛西市場の歴史
昭和37年当時の様子
- 青果部は、当市場の前身である江東分場が1935(昭和10)年に両国にて業務を開始したことに始まり、その後1962(昭和37)年には江東市場に改称し葛飾・小岩・小松川の3分場も管轄していました。1984(昭和59)年5月には、産地の大型化や既設市場の過密解消対策、市場機能を十分に果たしえない3分場について、江東市場本場及び分場を廃止統合し、現在の葛西臨海地域に新たな施設を設置して業務を開始しました。
- 花き部は、1995(平成7)年に花き流通の合理化や近代化を図るため、当時あった4箇所の花き地方卸売市場(両国生花、亀戸生花、江戸川生花、江戸川園芸)を、場内東側に新規施設を設置し収容し、中央卸売市場として業務を開始しました。また2003年には、効率的な荷捌きのため駐車場を荷捌場として用途変更することで、より使いやすい市場として現在に至っております。
葛西市場の特徴
市場周辺は小松菜の発祥地
- 首都高速湾岸線及び中央環状線、環状七号線などの主要幹線道路に近接し、関東・甲信越等との交通の便に恵まれた場所に立地しています。
- 所在地である江戸川区とその周辺地域は、小松菜の発祥の地でもあり、場内では毎日定温卸売場内にて移動せりを行っています。併せて地元の花き園芸農家からは、シクラメンやポインセチアなどの鉢植も入荷し、文字通り地産地消の市場として都民等のみなさまに、新鮮で安全な生鮮食料品や花き等をお届けしております。
- 地理的には市場の東側1.5km程に都県境があるため、花き部売買参加者の約半分は千葉県等などの都外から来場しております。
葛西市場の取り組みに注目
青果部のセールスポイント
業者向け講習会の様子
平成18年に卸売業者が事業用借地権により低温荷捌場を建設し、翌19年には卸売場を大規模に低温化し、産地~市場~販売店までの間を定温で青果物を流通させることが可能になりました。併せて、近接産地生産者が作る旬の野菜等を毎日集荷して地場野菜売場にて移動せりを行っており、これらの取組により消費者のみなさまにより良い旬の野菜と果物を日々お届けしています。
花き部のセールスポイント
花き部は、毎年消費者及び業者向けのイベントを実施し、取扱数量の増加や活性化などに取組んでいます。主に商圏内の新規小売店や花教室等に対して、当市場の魅力や得意分野を知ってもらい新たな顧客創出を目指すと共に、既存顧客に対してはフラワーデザイナー等有名講師による講演会や生産者による新商品紹介展示等で年末商戦を盛上げています。
葛西市場のトピックス
葛西市場まつり
模擬せりの様子
葛西市場まつりでは、青果部と花き部の各団体と開設者である都が一体となり、都民など消費者のみなさまに新鮮で安全な青果物・花き等を格安で販売するとともに、食育・花育の推進や消費拡大等に向けた各種イベントを実施することで、来場した多くのお客さまに、市場の活気や雰囲気をお楽しみいただいております。
概要
- 所在地
東京都江戸川区臨海町三丁目4番1号 - 電話
03(3878)2000~2
FAX 03(3878)2003 - 業務開始年月日
昭和59年5月7日(青果)
平成7年4月14日(花き) - 取扱品目
青果物 花き - 取扱数量(金額)
青果:456t(106百万円)
花き:53万本(22百万円)
※ 令和元年1日当り
- 敷地面積(建物面積)
74,515平方メートル(59,515平方メートル)
- 交通アクセス
- 東京メトロ東西線西葛西駅下車 都バス「葛西臨海公園駅前」行 葛西市場下車 徒歩1分
- 東京メトロ東西線葛西駅下車 都バス「臨海車庫」行 葛西トラックターミナル下車 徒歩3分
- JR葛西臨海公園駅下車 都バス「西葛西駅」行 葛西トラックターミナル下車 徒歩3分
- 場内配置図