世田谷市場のご紹介
世田谷市場とは
世田谷市場全景
世田谷市場は、青果と花きを扱う市場として、青果部が昭和47年から、花き部は平成13年から業務を開始しています。
現在、東京都中央卸売市場に5箇所ある花き市場では一番新しく、花き部が配置される再整備工事に併せて、雨水の再利用装置、太陽光発電装置、夜間電気氷蓄熱装置等の最先端設備を備え、周辺環境や省資源・省エネルギーに配慮した市場となっています。
世田谷市場は、環状8号線沿いの砧公園や世田谷美術館に隣接し、砧公園の関連施設に見えるほど、周囲の景観に溶け込んだ緑豊かな場所に位置しています。また、東名高速道路の東京インターなど車でのアクセスがよいことから、世田谷・杉並等の近隣区や多摩地区、横浜市や川崎市などの神奈川県を中心に小売店(八百屋さん・花屋さん等)が仕入れに参入し、消費者のみなさまに安全で新鮮な野菜・果物と高品質の花きをお届けしています。
世田谷市場の歴史
花き部工事中の市場全景
東京都中央卸売市場整備8ヵ年計画(昭和38年策定)において、旧荏原市場の管轄にあった世田谷・調布・玉川の3分場の市場機能を強化するため整理統合し、既存市場の過密緩和を解消するとともに円滑な青果物流通を確保する方針がたてられました。
昭和43年から45年にかけて市場用地を取得して、同年1月から工事に着手し、昭和47年2月に売場と管理棟が直結する円筒型(地下1階地上6階)の複合ビルが完成しました。
第5次東京都卸売市場整備計画(平成3年策定)において、市場内に花き部を併設することを決定し、平成9年再整備工事計画案が合意成立しました。平成10年、青果部立体駐車場を再整備の一環として建設したあと、平成11年5月から工事に着手し、平成13年に南棟新館(地上8階)が完成しました。また同年、既存棟の耐震対策として円筒上層部分の撤去工事が行われました。
平成20年7月、第8次東京都卸売市場整備計画(平成18年一部変更)に基づいて淀橋市場松原分場を統合し、平成22年3月に青果部卸売場面積の約7割の低温化整備を行いました。
平成25年度には、第9次東京都卸売市場整備計画(平成24年1月策定)に基づく、花き部仲卸業者売場前定温荷捌場の整備が行われました。
世田谷市場の特徴
青果部低温卸売場
青果部では、全国各地からの青果物を扱うほか、世田谷産農産物の「せたがやそだち」など地場産野菜も取扱っています。また、卸売場の約7割の面積を低温化整備し、高度な品質管理を実現しています。花き部では、洋花(バラ等)・鉢花(シクラメン等)・洋ラン(胡蝶蘭等)などの高感度の品種を中心とした、個性的で魅力あふれる切花や鉢物を扱っています。仲卸業者は青果部が9業者、花き部が6業者あり、関連資材を扱う業者が5業者のほか食事を供する業者が3業者あります。
世田谷市場の取り組みに注目
イベントの様子
花き部では、切花のフラワーデザインコンテストや鉢物の品評会が毎年実施されるほか、デザイナーのデモンストレーションが行われるイベントや商談会が定期的に実施されています。
概要
- 所在地
世田谷区大蔵一丁目4番1号 - 電話
(3417)0131~2
FAX(3417)0156 - 業務開始年月日
昭和47年3月27日(青果)
平成13年4月14日(花き) - 取扱品目
青果物・花き - 取扱数量(金額)
青果:139t(32百万円)
花き:78万本(41百万円)
※ 令和元年1日当り
- 敷地面積(建物面積)
41482平方メートル(65302平方メートル)
- 交通アクセス
- 東急田園都市線用賀駅下車 東急バス「美術館」行 美術館下車 徒歩1分
- 小田急線成城学園前駅下車 小田急・東急バス「渋谷駅」行 砧町下車 徒歩5分
- 小田急線千歳船橋駅下車 東急バス「田園調布駅」行 美術館入口下車 徒歩3分
- 場内配置図