北足立市場のご紹介
北足立市場とは
北足立市場全景
北足立市場は、青果物と花き部を併設した東京都中央卸売市場の1つで、区部北東部における青果及び花き流通の拠点市場となっています。首都高速川口線「足立入谷」インターから近く、日暮里・舎人ライナー「舎人公園」駅からも徒歩10分とアクセス良好な市場です。
毎年秋には「市場まつり」が開催され多くの人々で賑わいます。
北足立市場の歴史
太陽光発電パネル
青果部については、足立市場の取扱量増加に伴う狭隘化を解消するため、青果部のみを移設する形で昭和54年9月17日に開場しました。
花き部については、周辺の花き地方卸売市場5市場を統合して、昭和63年4月25日に東京都中央卸売市場としては初の花き部として開場しました。
その後、平成9年に、通勤車両の増加、取扱量の増大や買出車両の大型化による駐車場不足を解消するために立体駐車場を建設。平成11年には、変化する流通環境に対応するために、仲卸業者用低温倉庫を建設しました。
また、場内環境対策にも力を入れ、平成16年には電動小型特殊車用の大規模充電設備を整備。平成23年には、青果部卸売場屋根上に太陽光発電パネルを設置しました。
北足立市場の特徴
特色ある取引
冬の風物詩「山東菜」
青果部には近郊農家が栽培する小松菜、ほうれん草、枝豆、ブロッコリーなど新鮮で美味しい野菜が入荷され取引されています。また今や珍しくなった「山東菜」(漬物にすると最高です!)のせりは当市場の冬の風物詩となっています。花き部では都中央卸売市場では唯一「手せり」を採用し、せり人の威勢の良い声が響いています。
環境に優しい市場
場内の小型特殊車両の電動化・低公害化を進め、大規模な充電設備を完備しています。平成23年2月には卸売市場施設としては最大級の規模の太陽光パネルを卸売場屋根に設置し、場内消費電力の一部として利用しています。
北足立市場の取り組みに注目
北足立市場では、業界団体が次代を担う子どもたちが青果物・花に親しんでもらえるような活動を積極的に行っています。開設者である東京都もこの取組みに協力しています。
青果部の活動
小学校での出前食育事業
小学校での出前食育授業、市場での「親子で楽しむ食育教室」等を実施しています。これらの取組みでは、旬の青果物の食べ比べや、実際に青果物を手に取って、その重さや形、香りを直に「体験」してもらうことをテーマにしています。白菜や大根の重さに新鮮な驚きを示したり、普段嫌いと思っていた野菜が実は美味しいということに気づいたりする児童のみなさんが非常に多いです。こうした体験をきっかけに、毎日より多くの野菜や果物を食べてもらえれば嬉しい限りです。
花き部の活動
花育「花を愛でる会」
平成20年度から、花育「花を愛でる会」と称し、保育園・幼稚園に直接出向き、園児のみなさんに花と直接触れ合う機会を提供しています。参加してくれた園児のみなさんは小さな手でハサミを持って、とても活き活きとした表情で「世界に1つしかない」フラワーアレンジメントを完成させます。毎回保護者の方々からも「花を中心に親子で会話が広がった」、「家で完成したアレンジメントをプレゼントされ嬉しくて涙が出ました」などのご感想が寄せられています。この活動と通じて1人でも多くの方々が日常的に花に親しんでいただけることを願っています。
概要
- 所在地
足立区入谷六丁目3番1号 - 電話
(3857)7181~2
FAX(3857)7183 - 業務開始年月日
昭和54年9月17日(青果)
昭和63年4月25日(花き) - 取扱品目
青果物・花き - 取扱数量(金額)
青果:525t(139百万円)
花き:52万本(24百万円)
※ 令和元年1日当り
- 敷地面積(建物面積)
61076平方メートル(77823平方メートル)
- 交通アクセス
- JR日暮里駅から都営「日暮里・舎人ライナー」舎人公園駅下車 徒歩10分
- 東武伊勢崎線竹の塚駅下車 東武バス「入谷循環」 入谷新道下車 徒歩7分
- 場内配置図