令和6年度 大田市場「親子見学会」を開催しました！

令和6年12月27日
東京都中央卸売市場

　令和６年11月16日（土曜日）、大田市場にて「親子見学会」を開催しました。この親子見学会は、青果部・水産物部・花き部の３部門を有する巨大な総合市場である大田市場の魅力を体感できる貴重な場として、毎年大変ご好評いただいています。今年は11組23名の小学生とその保護者の方にご参加いただきました。

　まずは食育講演です。大田市場青果部の卸売会社や買出人等の業界団体により構成される「大田市場食育元気塾」の皆さまに、食育について分かりやすく教えていただきました。野菜と果物に関するクイズ大会や、旬の果物の食べ比べなどを通じて、市場の仕組みや食の大切さについて学ぶ子どもたちの様子はとても楽しそうでした。

　クイズ大会では、大田市場青果部キャラクターである「八百屋のヤッ君」が応援に駆けつけてくれました。その後は「模擬せり」に子どもたちが挑戦しました。覚えたての「手やり」を使って、野菜や果物を次々とせり落とす子どもたち。せり人の活気ある掛け声も相まって、本物さながらのせりを体験することができました。

　食育講演の後は、いよいよ市場見学です。今回の見学コースは、青果卸売場・仲卸売場、水産卸売場・仲卸売場です。
　青果仲卸売場では、青果棟2階見学者コースから、卸売場と仲卸売場をご覧いただきました。普段目にする機会のないフォークリフトやターレットが野菜や果物を運んでいる様子は、子供たちだけではなく保護者の方にとっても貴重な体験だったように思います。
　水産卸売場では、水産卸業者の方に、活魚水槽に保管されている活魚を間近で見せていただきました。生きたまま保管されている活魚は、とても新鮮で、網から飛び出そうとする魚もいました。オマール海老の入った活魚水槽では、水産仲卸業者の方がオマール海老を水槽から出してくださいました。初めて見る生きたオマール海老は大きなもので1kg近くあり、子供たちも持ち上げるので精いっぱいな様子でした。

　参加された方々からは「模擬せりが体験できて楽しかった」、「魚やオマール海老は迫力があった」、「市場の仕組みを勉強できる良い機会になった」といった声を多くいただきました。
　次回も皆さまのご参加をお待ちしております。