市場で働く人々
市場ではどんな人たちが働いているのでしょう?
卸売業者(おろしうりぎょうしゃ)
生産者などからあつめた生鮮食料品などを、生産者などにかわって売り手となり、買い手の仲卸業者や、売買(ばいばい)参加者に販売します。
卸売業者として、中央卸売市場で営業するためには開設者(かいせつしゃ)(東京都の場合は東京都知事)のきょかが必要です。
仲卸業者(なかおろしぎょうしゃ)
卸売業者から買った生鮮食料品などを、市場のなかの自分の店で、魚屋さんや、やおやさんなどの買出人に販売します。
仲卸業者として、中央卸売市場で営業するためには、開設者(かいせつしゃ)(東京都の場合は東京都知事)のきょかが必要です。
買出人、売買参加者(かいだしにん、ばいばいさんかしゃ)
魚屋さんや、やおやさんなどの買出人のひとたちは、市場で仲卸業者から買った、生鮮食料品などを街の自分のお店にはこび、みなさんに売ります。
魚屋さんや、やおやさんなどは、開設者の承認(しょうにん)を受ければ、売買参加者として、卸売業者からちょくせつ品物を買うこともできます。
食品衛生監視人(しょくひんえいせいかんしにん)
市場には衛生検査所(えいせいけんさじょ)があり、検査所の食品衛生監視人が毎日、食料品が安全かどうかチェックしています。「食品衛生法」という法律にもとづき、違反(いはん) あるいは有害な食料品については販売を禁止するなど、市場から出回らないようにします。
また、食肉市場では、専門の検査員(けんさいん)が、市場にはこばれてきた牛や豚が食肉として安全かどうか、一頭ずつきびしくチェックしています。
関連事業者(かんれんじぎょうしゃ)
市場では、関連事業者といわれる人たちが、魚屋さんや料理屋さんが使う包丁やなべなどの調理道具(ちょうりどうぐ)、買出しに使うカゴや長ぐつなどを売っています。
また、食堂などもあります。
開設者(かいせつしゃ)
市場の建設(けんせつ)や市場内のしせつの整備(せいび)・点検をおこなったり、「卸売市場法」という法律などにもとづいて、市場での取引が公正に行われるよう、指導(しどう)・監とくしたりしています。