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世田谷区奥沢「魚重(うおじゅう)」

さかなは天の恵み。いいものを仕入れ
お客様に喜んでいただくのが務め。

親子二代、48年にわたって地域に食を供給

東急大井町線・九品仏駅から南に歩いて2分ほどの場所に店舗を構える「魚重(うおじゅう)」。昭和40年(1965年)に初代が開業して以来、48年にわたって地域の方々に食材を提供し続けている。二代目の川村信重さんにお話をうかがった。
「うちでは、先代のころからのお客様もいらっしゃるし、学校も近くにあって環境がいいので、新しいご家族も転入してこられるのか、若いお客様も数多くいらっしゃる。非常に幅広い年齢層の方々にお越しいただいてます」
店の前の通りも、最近になって柔らかな賑わいが戻ってきたという。ご主人が先代から店を任されるようになったのとほぼ時を同じくして、お客様の方も、世代の交代が始まっているように感じておられるようだ。

画像:帽子をかぶって背中を見せているのは、先代のご主人だ

帽子をかぶって背中を見せているのは、先代のご主人だ

市場に足を運んで、いいものだけを仕入れる

ご主人に、鮮魚の品揃えに関して、何か方針をお持ちかうかがったところ、こんな答えが返ってきた。
「お客様の中には、市場に行けばどんな魚も、いつでも揃っていると思い込んでいる方もいらっしゃる。でも実際には、その日の天候の影響もあれば、最近の気候変動の影響もあってか、なんでもいつでも揃うわけではない。私は基本的に『さかなは天の恵み』と思っているのです。ですから、その日に市場に足を運んで、目についた「いいもの」だけを入れるようにしています。うちは特に安売りをしているわけでもなく、品物の良さで来ていただいているので、そこが生命線です。仕入れには本当に気を使いますね」
そんな中だからこそ、やはり築地市場の品揃えの良さには助けられているという。

画像:ショーケースに並ぶのは、ご主人の眼鏡にかなったものばかり

ショーケースに並ぶのは、ご主人の眼鏡にかなったものばかり

家族で盛り上げる、「街のおさかなやさん」

旬の魚についてお話を伺った。
「函館産のブリがいいですね。時期的に少し早いかなと思っていましたけど、気候のせいなのかなんなのか。ワラサ(出世魚であるブリの少し小ぶりのもの)はダメだけど、8キロぐらいのものが、脂ものっていてすごくいい。親父もさばくのを手伝ってくれるのだけれど、やはり根っからの職人ですよね、いいブリにあたるものだから、嬉々としてさばいていますよ。サンマはもう終わりかけ。あとはサバが出てくれば、いよいよ秋も本番ですよね」
お話をうかがっている最中にも、お客様の流れはまったく途切れない。先代も店に出て接客する、その横でご主人の奥様もにこやかに出迎えていた。
店頭には、サケやブリの切り身の隣に、銀ダラの味噌漬けが並んでいる。もう売り切れ寸前だった。
「けっこう人気なんですよ」とは奥様。ご結婚されて3年だそうだ。ご主人はこう言う。
「お若い奥様や男性のお客様には、調理法なんかも併せてお教えするんです。そのあたりは、男の私なんかよりも、妻の方がきめ細かく対応してくれているので、ほんとうに助かっています」
まさに家族総出のお客様対応だ。
「特別なことはしていないけれど、来ていただいているお客様の期待は、裏切ることはできませんよね。街に根ざして、正直な商いをしてかないと」
そう話すご主人の顔が、とても誇らしげだった。

画像:人気の銀ダラ味噌漬けは売り切れ寸前

人気の銀ダラ味噌漬けは売り切れ寸前

画像:「正直な商いを心がけています」とご主人

「正直な商いを心がけています」とご主人

データ

魚重(うおじゅう)
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢8-15-8
TEL:03-3703-3865 FAX:03-3703-3865
営業時間:10:00~19:00
休業日:日曜日、祝日

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