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板橋区蓮沼町「ひらい花店」

本場仕込みのフラワーアレンジメント

源流を学びにヨーロッパへ

中仙道沿いに店を構える「ひらい花店」。戦後の創業で70年近くこの地で花屋を営んできた。老舗らしい店名であるが、ひらい花店では早くからヨーロピアンスタイルのフラワーアレンジメントを採り入れ、ギフト中心の花屋さんとして各方面から多くの支持を得てきた。
現在の店長は創業者の三代目にあたる平井昭臣さん。小さい頃から花に囲まれて育ち、迷うことなくこの道に入った。店がフラワーアレンジメントに力を入れたのは父親の時代。だが当時はアメリカのデザインが多かった。そこでその源流から学ぼうと昭臣さんは若くしてオランダをはじめ、ドイツや北欧諸国に渡り本場ヨーロピアンスタイルのフラワーアレンジメントを学んだ。

画像:店内を飾る花々

店内を飾る花々

市場のネットワークの大きさ

仕入先は大田と板橋の2つの市場。せりは真剣勝負の神経戦だ。せり落とした意中の花でも、当たりもあればはずれもある。そうして仕入れた花を最高のコンディションに仕上げ、店に並べる。同じ生鮮品でも、肉や魚と違い花は生きたまま仕入れ、生きたままお客さんの手に渡る。冷凍保存もできず、また天候にも左右される。そうした不安定な要素が多い品を安定して仕入れるために市場が不可欠だ。なかでも平井さんは市場のもつ膨大なネットワークを強調する。生き物であるため、常に意図した生産地から品物が入るとは限らない。そうした時、この時季ならどこの産地がいいといった情報が市場にはある。そのネットワークの大きさが信頼を置ける理由なのだと平井さんは言う。また市場では梱包や搬入などの扱いが丁寧であるため、花にとって良好な状態で小売店の手に渡る。生産者から直接仕入れるのではこれはなかなか期待できない。さらに、せりに掛かる前にせり人による商品検査が入るため、市場に並ぶ品はどれも折り紙つきのものばかりだ。

画像:常に最高のコンディションに

常に最高のコンディションに

フローリストたること

お店ではフローリスト歴40年の両親も現役だ。また、留学時代に知り合ったエストニア出身の奥さんのペダルさんは難関のフィンランド国家認定マスターフローリストの資格を持ち、各方面で活躍している。さらに、お店では近隣の人々を対象としたフラワーアレンジメント教室も開講しており、講師は平井さん夫妻が担当。本場ヨーロッパで学んだフローリストから直接指導が受けられるとあって人気の講座だ。授業を通して花の飾り方、組み合わせ方で花が持つ無限の可能性を知ってほしいという。だが、プロとしての自分はアーティストでもデザイナーでもなく、あくまでフローリストであると平井さんはいう。芸術家であれば人がどう評価しようと「どうだ!」で済んでしまう自己満足の世界。そうではなく、花を手にした人がどう感じるか、顧客満足に徹するのがプロのフローリスト。だから「どうだ!」ではなく「いかがでしょうか?」。お客さんそれぞれの希望をかなえるために、花を選び、咲き具合を選び、組み合わせを選び、飾り方を選ぶ。花との一期一会。それを直に手助けできるのも専門店ならではだ。

画像:数々のコンテストで受賞経験を持つ平井さん

数々のコンテストで受賞経験を持つ平井さん

画像:フラワーアレンジメントを専門に学んだスタッフの方々と

フラワーアレンジメントを専門に学んだスタッフの方々と

データ

ひらい花店
〒174-0052 東京都板橋区蓮沼町19-3
TEL:03-3966-1897 FAX:03-3966-1445
営業時間:9:00~19:00(平日) 9:00~18:00(日・祝)
休業日:年中無休

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