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羽村市五ノ神「メロディーフェア」

「ありがとう」といわれる仕事にやりがい。
花の持つ魅力を、もっと多くの人に伝えていきたい。

小さな恋のメロディ? いいえ、バラの名前

JR青梅線・羽村駅からほど近く。マンションの1階に、お店はある。店名は、実は、奥様が以前に手伝っていた生産者が開発したバラの名前を使わせてもらっているのだそうだ。ご主人の森川正展さんにお話をうかがう。
「開業して19年になります。実は私、その前は電子部品の製造会社に勤めていたんです」
会社勤めをしていた頃、上海に合弁会社の工場を建てた際に、その現地法人の社長を打診された。それまでも転勤や出張でほとんど家にいることがない生活であったことを思い、退職を決断された。
「妻が花の生産者を手伝っていたこともあって、生花店をやることにしたんです。家族と一緒にいられることが何よりと思いまして」
退職後、園芸専門学校に一年通い、とある有名店で2年ほど修行をしたあと、いまの店を開いたのだそうだ。

画像:店名は、バラの名前。ロゴは美大出のお客様がデザインした。

店名は、バラの名前。ロゴは美大出のお客様がデザインした。

多くの人が、花に親しむ機会をつくっていきたい

「花供養」という仏事がある。東京では、文京区の吉祥寺、世田谷の九品仏にある浄真寺、日野市の高幡不動の3箇所に花塚があり、そこで催されるのだが、ご主人は、高幡不動花供養の会の会長をされている。
「私が初めて参加した時、7~8年前ですけれども、その頃は、組合が主催する、10名程度の参加者しかいない催しでした。このままでは花供養そのものが危ういと思いまして、組合の主催という方式を改め、高幡不動花供養の会を立ち上げまして、この会で主催するものにして、花に携わる人全員で盛り上げようとしたんです。加えて、フラワーアレンジメントの展示会なども同時開催するようにして誰でも参加できるようにしました」
その甲斐あって、いまでは展示会も合わせて二千名もの方が参加する大きな催しになっているそうだ。

画像:季節の花、ダリアが彩る店内

季節の花、ダリアが彩る店内

専門店の強みを活かした商いで差別化

「いまは、百貨店やスーパーなどでも花を扱うようになっています。専門店がそういったところと棲み分けし、差別化していくにはどうしたらいいか。後発だった私が考えたひとつは、大田市場と良い関係を持とうということ。いい品が揃うことは強みになります。もうひとつは、やはり技術だと思うのです。たとえば水揚げの技術。切花は根がありませんから、水揚げがうまくいっていないと、花の持ちが悪い。水揚げの方法には、花によって違った方法がいくつもあるのです。あの店で買うと、花の持ちがいい。そう思ってもらえば、どうせ買うならあの店にしよう。そういうことになりますよ」
奥様は、厚生労働大臣認定のフラワー装飾技能士1級をお持ちだ。そういったことも、差別化の一つだという。またこのお店では、中学2年生の職業体験を受け入れている。この地区では一週間なのだそうだ。近くに中学校が3つあるので、年に3回受け入れることになる。
「花屋というのは、商圏が狭い。地元にしっかりと根ざしていないと、ビジネスが成り立たないですから、そういった地域交流、地域貢献も大切になってきます。あとは、同業者と仲良くしておくことですかね。たとえば、還暦で60本のバラを贈りたい。59本しかなかったら、これはアウトなわけです。だからといって市場から、なんていっていたら、次の日になってしまう。同業者になら、すぐに借りることもできますよね。お互いにそういう関係を保つことはとても有効なんですよ」
ご主人は地元商工会の理事も務めていらっしゃる。さぞかし忙しい日々を送っているのだろうとお聞きしたら、こんな誇らしげな答えが返ってきた。
「前職の忙しさに比べたら、まったく問題ありません。家族の顔が毎日見られて、お客様にありがとうと言ってもらえる仕事ですよ。これが一番だと思います」

画像:「還暦を迎える女性にお祝いの花を」という注文に応えた花束

「還暦を迎える女性にお祝いの花を」という注文に応えた花束

画像:「ありがとう」といわれる仕事は、自分もうれしくなる、とご主人

「ありがとう」といわれる仕事は、自分もうれしくなる、とご主人

データ

メロディーフェア
〒205-0011 東京都羽村市五ノ神1-13-2-105
TEL:042-555-7487 FAX:042-555-5110
営業時間:9:00~20:00
休業日:年中無休

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