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目黒区八雲 「シーズン花達(はなたち)」

季節の花たちを届けて
街に華やぎを贈り続ける

夫婦で始めた、34年目のお店

東急東横線、都立大学駅から徒歩5分、ゆったりとした坂を上る途中に、シーズン花達(はなたち)さんはある。ご主人の木月達彦さんにお話を伺った。
「昭和56年に、今の場所で、貸し店舗で始めました。妻とは学生時代からのつきあいでして、ふたりとも農学部、私が林学で妻が育種で。妻は学生の頃から花が好きで、フラワーデザインスクールに通ったりしていました。
実のところ、私は牧場がやりたくて、大学のときに体験で北海道は根室の牧場にアルバイトに行ったこともあったんですが、予想外に大変で。結婚してふたりで花屋を始めました。ですから34年ですかね。このあたりの古くからやっているお店に比べたら、まだまだ駆け出しです」
屋号は、ご主人の名前の一文字を取って「花達(はなたつ)」としたのだが、商いをしていくうちに「はなたち」さんと呼ばれるようになったそうで、株式会社にするときには、季節の花たちを届けるという意味も込めて、シーズン花達(はなたち)で会社を起こしたのだそうだ。

画像:坂の途中に建つ明るい店舗は、平成3年に建て替えたもの

坂の途中に建つ明るい店舗は、平成3年に建て替えたもの

ギフト中心で差別化し、地域に親しむ

「今は無くなりましたが、店を始めた頃は、近くに花きの地方市場がありました。このあたりには、私どものほかに3店舗花屋さんがあって、みんなその市場で品を揃えているようでした。品揃えも、お寺も多い土地柄ですので、3店とも仏事のお花をメインにされていたのです。そこで、私どもはギフト中心でいくことにし、市場も世田谷市場中心にしたのです。その方が目新しい商品で勝負できますし、すみわけにもなります。ただ、始めたばかりの頃は、知り合いに紹介してもらって入った世田谷市場での取引も、経験不足から苦労しました。この口ひげは、そのころ、見た目で若造と見られないように生やしたのものなんですよ」
奥様にもお話を聞く。
「夢中でやっているうちに、一人、また一人とひいきにしていただけるお客様が増えて。私はブライダルの方も手がけているのですが、ブーケを買っていただいた方の妹さんがきてくれたり、その娘さんまでお客様になっていただいたり。
そして、長いことお買い求めいただいていた方が亡くなったとき、そのご家族から『お宅の花が好きだったから、お宅のお花でいっぱいにしてあげてください』とご注文をいただいたり。
喜びにつけ悲しみにつけお声がかかるということは、花屋冥利につきるところです」
奥様は月に2回、お花の教室を開いている。資格をとるためのものではない。コンセプトはドイツ語で"viele Blumen"(フィーレブルーメン)、「たくさんの花たち」という意味だ。
「植物との触れ合いを大切に、一本一本の花の個性を大事にして、"心を耕す"時間を一緒に過ごしたいという思いで開いています」

画像:リンドウが並ぶ

リンドウが並ぶ

画像:ストッカーの上段には、ちょっとした贈り物用の小さなギフトが並ぶ

ストッカーの上段には、ちょっとした贈り物用の小さなギフトが並ぶ

新しいものも取り入れながら商いしていく

シーズン花達は、家族経営だ。ご主人、奥様、息子さん、娘さんとそのご主人に、2名の社員を加えて7名。若い人たちは、インターネットを使ったプロモーションに余念がない。フェイスブックも立ち上げて、反応も上々のようだ。ご主人は続ける。
「インターネットで花が売れるなんて、考えられなかったですが、今では普通にネットを使って、お客様の夫婦間で贈りあったりしています。分からないものです。
ですからこれからは、私たち夫婦の感性で商ってきたお客様と、息子たちがこれから築いていくものの、2面で勝負していけたらいいと思っています」
坂の途中にある店舗は、商売に向かないというジンクスがあるらしいが、シーズン花達は、坂の街に住むお客様に愛されている。どうやらジンクスは外れたようだ。

画像:「まだまだヒヨッコですよ」とお二人

「まだまだヒヨッコですよ」とお二人

データ

シーズン花達(はなたち)
〒152-0023 東京都目黒区八雲1-2-2
TEL:03-3717-5538 FAX:03-3723-8710
営業時間:9:00~18:00
休業日:火曜日

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