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文京区千駄木「コシヅカハム」

「地域の冷蔵庫」が基本方針。
街に暮らす人々や商店街を大切にする老舗店

仲卸がグループ会社だからこその手軽な価格

東京メトロ千代田線・千駄木駅のほど近く、よみせ通り商栄会の一角にコシヅカハムは店舗を構える。昭和24年(1949年)の創業以来、60年以上にわたって地域の方々に愛され続けている精肉店だ。
「こんなに安くお出しできるのかと驚くほどの価格帯でやっております」とは、百貨店の勤務経験があるという店長の六本木さん。
「グループ会社の(株)コシヅカが東京食肉市場の中で仲卸をやっている関係で、中間マージンなしに仕入れられるんです」
これが"驚くほどの価格帯"の理由。さらに、同店の社長が仲卸会社の社長を兼任しているため、要望に沿った商品を用意してもらうこともさほど難しい話ではないという。
「お客さまの笑顔がいちばんうれしいですからね」
そう話す六本木さんからも笑顔がこぼれていた。

画像:よみせ通りの中ほどに位置するコシヅカハム。この旗が目印だ

よみせ通りの中ほどに位置するコシヅカハム。この旗が目印だ

安心を訴える地道な活動

仲卸会社にはSQF認定加工場も設けられており、セリから出荷に至るまでの工程は、徹底した衛生管理のもとで作業が行われている。食肉の安心・安全面には十分配慮しているが、放射性物質の問題や風評による影響は免れることができなかった。
「非常に大打撃というか、一時はひどかったです」と六本木さんの表情も曇る。
同店は前沢牛の販売指定店第一号店であり、取り扱っているほかの牛肉も東北産が多い。そのため、放射線量測定結果報告書を店内に張り出したり、「当店で販売の牛肉は、すべてセシウム検査済みです。」というアナウンスをショーケースの上部に貼付して安心を訴えている。
「お客さまの牛肉離れはまだまだ続いているんですけど、やっと11月ぐらいから徐々に徐々に戻りつつありますね」
12月より実施されている全頭検査がさらなる不安の解消につながることを期待したい。

画像:店長の六本木政彦さん

店長の六本木政彦さん

コミュニケーションの積み重ねで信頼を築く

同店で買い物をするお客さんの特長をうかがった。
「最近のお客さまは余計なものは買わないんですよ。自分の欲しいものを欲しい分だけ買っていかれるんです」
ひき肉を50g、しゃぶしゃぶ用を900gなど、家族構成やライフスタイル、つくる料理に合わせて必要な量だけを買っていくのだという。
「冷蔵庫代わりに当店を利用していただいてますね」
それが同店の基本方針なのだそうだ。
また、対面販売の良さをフルに生かしたお客さんとの交流も生まれている。
「行き帰りでお客さまに会ったりしますから、『きょうは寒いね』って声をかけて挨拶したり、『最近見かけないから心配してたんですよ』と話しかけると、ありがとうねって言って後日来てくれるんです」
誰だろう?と怪訝な顔をされることもあるんですよと六本木さんは苦笑いを浮かべていたが、子育て中の若いお母さんの姿が見られる一方で、70代~80代のお年寄りも多い地域だけに、こういったコミュニケーションの積み重ねは重要だと語る。
「商店街はシャッター通りなんて聞くこともありますが、ここに来れば元気の出る商店街であってほしいし、うちも中核を担えるような存在でありたいですね」
そのためにも、コシヅカハムなら明るい雰囲気で買い物がしやすいと信頼してもらうことが大切だと話していた。
地域に愛されているお店は、そこに暮らす人々への恩返しを常に考えているのだと知った。

画像:広々とした店内。さまざまに切り分けられた商品がショーケースに並ぶ

広々とした店内。さまざまに切り分けられた商品がショーケースに並ぶ

画像:ソーセージやコンビーフなどの加工品も自社製だ

ソーセージやコンビーフなどの加工品も自社製だ

データ

コシヅカハム
〒113-0022 東京都文京区千駄木3-43-11
TEL:03-3823-0202 FAX:03-3823-8120
営業時間:10:00~19:00
休業日:水曜日

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