ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ
グローバルナビゲーション(g)へ
サイドエリア(l)へ
サイトのご利用案内(i)へ
  1. トップ
  2. いちばQ&A
  3. 市場のしくみ
  4. せりのしくみを教えてください

せりのしくみを教えてください

売り主(卸売業者)のせり人が卸売場で、公開の方法により多くの買い手(仲卸業者や売買参加者)に競争で値をつけさせ、最高の値をつけた人に販売する取引方法。

市場で行うせりには次の種類があります。

1.水産物のせり(固定せり・移動せり)

振鈴を合図に、それまで下見をしていた買い手がいっせいにせり台に並びます。卸売業者のせり人の呼びかけに応じて、買い手が手やり(注1)で値段を示していきます。一番高い値段をつけた人が、その品物を買うことができますが、この間わずか数秒。魚の種類によって数ヵ所にわかれ、せりが行われていきます。

<マグロの卸売場>

マグロのせり風景

(マグロのせり風景)

買い手が下見をしている様子

(買い手が下見をしている様子)

(注1)手やり
せりの時、買い手が購入したい品物の値段や数量を指で示すこと。せり人は大勢の買い手の指のサインを見定めて、一番高い値段を示した人を指名してせり落し人とします。

3を意味する手やり

(3を意味する手やり)

8を意味する手やり

(8を意味する手やり)

2.野菜・果物のせり(固定せり・移動せり)

固定せりは、せり開始ベルを合図にそれまで下見をしていた買い手がいっせいにせり台に並び、せり人がそれぞれ担当する品物の大きさや数量などを小さな黒板に書いて順番に売っていきます。せり台には多くの買い手が集まり、指で値段を示し、一番高い値段をつけた人がその品物を買うことができます。商品すべてではなく、見本を見せながら行うので「見本せり」ともいいます。

野菜・果物の固定せり

(野菜・果物の固定せり)

移動せりは、買い手が品物を囲んでせりを行います。せり人が小さな踏み台をもって、次々と移動してせりを行うのでこの名称がつきました。全部の品物を見せながら行うので「現物せり」ともいいます。

野菜・果物の移動せり

(野菜・果物の移動せり)

3.肉のせり(機械せり)

牛や豚の枝肉は、一頭ずつ計量され、肉質を判断してランク付けをしていきます。これを「格付け」といいます。格付けは買い手が枝肉を買う場合の重要な目安となります。枝肉のせりはせり値表示装置(写真の右上参照)を用いた「機械せり」で行われます。買い手は、目の前を流れていく枝肉を見ながら、ほしい肉の希望する値段の時、ポケットサイズの無線応札機のボタンを押します。押し続けると表示装置のせり値が上がっていき、一番高い値段をつけた人が、その枝肉を買うことができます。

牛の枝肉のせり

(牛の枝肉のせり)

4.花きのせり(一部を除き、機械せり)

花き市場の大部分で、コンピューターを使った自動せり機による「機械せり」が行われています。せり時計と呼ばれる電光表示板(写真の上部参照)に情報が流れ、せり人が示す品物を見ながらせりを行っていきます。せりのスタートと同時にせり時計が動きます。花きのせりは、他と違い、高い値から下げていく「下げぜり」方式です。買い手は、表示板の中の半円形で示される値段の下がる動きを見て、ほしい値段の時、手元のボタンを押し、瞬時に値段を決めていきます。

花きは種類や量がとても多く、このシステムにより取引時間が短縮され、値段の間違いもなく、正確に適正な値段が決められます。

花のせり

(花のせり)

関連ページ

ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。